ブランドン・リーの墓標

価値なき者のために

 

寄る辺なし

心の弱さ、のようなもの

 

言葉の組み合わせで真意をぼかして

繰り返して組み合わせて普遍化してそのうち忘れてしまうようにと

 

それは自分のことなのか他人のことなのか

大切なことなのかそうでもないのか

 

底にある何かが渦巻くのは錯覚なのか

 

他人に憎しみをもてるほど私はよい行いをしてきたわけでもなく

人の記憶に残っている私が邪魔だという理由で

今までもこれからもなかったことにされていくまま

 

存在の無視という行為を受け続ける

 

自分の幸せのために私の不幸を作り出す

私はそれを不幸だと思うだろうか

かわいそうだと思うだろうか

 

自分の自信の無さを私に押し付けていることは知っている

嫌われることを極度に恐れていることも知っている

価値なき者にどう思われようともそれはどうでもいいこと

だからそういうことをするのだろう