姉さんがトマトでこしらえた何かは、なにか。
小説でもなんでも、文中に出てくる食べ物は割と気になります。
描写がうまければうまいほど、おいしいのだろうなと思います。
今日は、宮沢賢治。
「ああ あたしはゆっくりでいいんだから お前さきにおあがり、姉さんがね、
トマトで何かこしらえてそこへ置いて行ったよ。」
「では、ぼくたべよう」
『銀河鉄道の夜』 三 家
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/456_15050.html
ますむらアニメを見るとトマトスープのようだった。
ますむら漫画はスープじゃなかったと記憶している。
でも
「ジョバンニは窓のところからトマトの皿(さら)をとってパンといっしょにしばらくむしゃむしゃたべました。」
窓ぎわにおいてあって、皿に盛られているとあるので、スープなのかな、どうなのかな。
・季節は夏
・「今日は涼(すず)しくてね。」とお母さんの話
・パンといっしょにむしゃむしゃ食べるもの
他の方の「トマトでこしらえた何か」をぐぐってみると
http://rosey-in-the-shire.blogzine.jp/ginhoshi/2005/10/post_3c9f.html
http://aoiro-nikki.aogumi.org/?day=20111025
興味深かった記事
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2007-11-12
ところで、賢治さんの時代、大正8年発行の『西洋料理法』(赤堀峯吉・著)には「トマトオムレツ」「トマトスープ」「スチュードトマト(赤茄子牛酪煮)」「フライドトマト(赤茄子麺麭粉揚)」など。大正11年発行の『家庭料理講義録』(東京割烹講習会発行)には「トマトスチウ」(トマトシチュー)が載っています(このトマトスチウには、兎肉を使っています)。トマトでなにかこしらえたものは、当時も色々あったようです。ちなみに当時のレシピにはトマト(は赤茄子(あかなす))と記されています。
ジョジョに出てきたトマトとモッツラレラチーズのサラダ(カプレーゼ)だったら
かっこいいな。でも3時ころ帰った姉さんが窓際にそんなもの置かないか…。
角砂糖を牛乳に入れるとおいしいのだろうな。